FXの舞台となる為替市場では、実に多くの投資家が日々活動しています。 趣味的な範囲で取り組むトレーダーもいれば、副業として、あるいは本業として本格的な取引を行う人など、様々です。 個人投資家とは別に、ヘッジファンドのような会社が、為替市場に参入してFXに取り組んでいるケースもあります。 これらの組織は巨額の資金を動かすため、為替市場の価格に与える影響は大きいです。 個人トレーダーは、このような大口投資家の動向にも注意を払う必要があります。 トレードに時間が取れる人であれば、チャートや経済指標など、様々な分析からFX取引を行うことも可能です。 しかし、別に本業を抱えている人や空いた時間に取引する人にとっては、大口投資家を相手にしたFX市場でどのように立ち向かっていけばいいか、判断が難しい場合もあります。 この点を解決するのが、FXの自動取引です。 これはあらかじめ設定したプログラムによって、ツールが自動で取引する仕組みです。 自動トレードのツールを提供しているFX業者があり、自動売買が一般化した昨今では、個人投資家から大口投資家まで、幅広いトレーダーが利用しています。 手動トレードのように自分の思惑や感情に影響されることがなく、客観的で冷静な取引ができる点が自動売買ツールのメリットです。 個人で相場予測をする必要もなく、機械が適切な時を判断して売買を行います。 FXの知識が不足している人にとっても、使い勝手のいい活用ができます。 業者が提供している自動売買ツールとしてよく知られているのは、「トラリピ」「ループイフダン」「トライオートFX」などです。 それぞれで仕組みに特徴があり、手数料にも違いがあります。 利用する場合は必ず仕組みを十分に理解し、スプレッドや取引手数料などを把握した上で行うことが大切です。 一般的に自動トレードは、想定レンジ幅の中で効果的な活用ができます。 しかしレンジ幅を超えてしまうような状況が発生すると、含み損が大きくなる場合があります。 自動売買では、ツールに任せたトレードが本質ですが、相場の急変に備えておくことも重要です。 歴史に残るような大恐慌はもちろんのこと、通常の相場であっても、例えば為替動向に大きな影響を与えるアメリカの経済指標など、ファンダメンタルズによって価格変動は急に起こることがあります。 ヘッジファンドはこのような価格変動の場面を利用して大きな利益を稼ぐ場合がありますが、個人トレーダーにとってはリスクが大きくなります。 自動売買ツールを利用する場合も、大きな価格変動については、しっかり注意を払っておくことが大切です。